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上坂部の住宅

H邸の外観
 竣工 2002年5月
 所在地 兵庫県尼崎市
 用途 専用住宅
 構造・規模 木造 平屋建て
敷地面積:122.46㎡(37.05坪)
建築面積: 71.80㎡(21.72坪)
延床面積: 71.80㎡(21.72坪)

この住宅はすでに子育てを終えた老夫婦のための住宅である。
ご夫婦は35年間の住み慣れた家があったがこれまで修繕、改築、そして大震災とすでに
1,000万円を費やしていた。家は老巧化しこの先人生短いと言えど、今後どのくらいお金が
かかる事やらと心配が絶えなかった。
しかしすでに年金生活、予算は1500万円までというスタートであった。
何度となく打合せを重ねていくごとに、ある程度夫婦の望んでいる生活形態がみえてきた。
答えは、「微妙な距離」である。
仲の良い夫婦には間違いないが、一人の時間も趣味の時間も大切にしたい。
気配も感じあいたい、という様な付かず離れずの関係である。
物理的にはやはりバリアフリー、そしてセキュリティーである。
その為外部の侵入を防ぐべく格子、格子戸を使い「現代の和」を表現した。
一旦内部に入ると全ての窓を全開しても、視覚的にも対外部的にも安心して生活できる様
配慮した。中庭のケヤキ、木の葉の揺れる音、木陰、小鳥のさえずり、雲の動きという様な、
風、音、光、臭いを感じ、それらを中心にお互いが、「微妙な距離」で生活していければ・・・・